見てゐたものは青空ばかり
遮るように手をかざしてはみたが
光はそれでも漏れてきた
じりじりと焼かれては
肌が溶けて落ちていく
全ての後ろめたい何かも一緒に
そうやって身ぐるみを剥がされた気になって
罰を受けたようなふりをする
許されてはいないと思う
互いが互いを理解することは到底出来ず
同じ所へ向かって歩くことも出来ず
選択肢が2つしか残らなかったので
私たちは自分のことだけを考えて、都合のいい道を選んだ
触りたくても触れない
隣を歩く距離は近いようで近くない
降り注ぐ日差しが痛い
規則的に揺れる手をほんの少し伸ばせば
ほんの少しだけ、伸ばせば
届くんじゃないかと思っては諦める
そんな馬鹿すぎる思考は引きちぎってその辺に捨ててしまうのが賢明だ
のろのろと歩く歩調は、どちらかが合わせているのかわからない
多分どちらもが合わせている
早く家に帰りたい
二人でこんな風に
さんさんと照りつける太陽の下を歩くのは
拷問でしかないんだと
きっと向こうもわかっている
それでも歩調が早まらないのは
焼けただれて落ちたものの後に
綺麗な何かが再生されるのではないかと
かすかな希望を持っているから
間違ってはいけない
私たちは許されたい訳ではない
顔を上げればたちまちに
光が目を突き刺すことはわかっている
前だけを見て歩く
あざ笑うように
私たちを青空だけが見ていた
了
「詩的な」お題なんだからいっちょ詩っぽいのでも
書いてみるか〜とか思ってみたけどビミョー。。